6月4日の聖書のことば

「だれでも先頭に立ちたいと思う者は、皆の後になり、皆に仕える者になりなさい」マルコの福音書9章35節

 この聖書のことばはイエス様が弟子たちに語ったことばです。イエス様はこの後、一人の子どもの手を取って、弟子たちの真ん中に立たせ、腕に抱きました。幼な子とは、当時無価値の者と見做される傾向にあった存在です。律法の教育を受けることが出来ず、経済力も影響力もない者たちだったからです。こんな一人を愛したところで相当な見返りも期待できない、そんな幼な子です。

 イエス様はそのような者を抱いておっしゃるのです。「このような子どもたちの一人をわたしの名のゆえに受け入れる。それが弟子としての歩みであるのだ」と。なぜ受け入れるのでしょうか。

 「わたしの名のゆえに。」イエス様が私たちにそのようにしてくださったからです。イエス様は小さき私たちを、この自分を、十字架でいのちを捨てるほどに愛してくださいました。下へ下へとへりくだり、死にまで従いました。私たちに仕えてくださったのです。この方のゆえに、私たちは一人ひとりを受け入れ、愛し、お仕えするのです。

 私たちの献身を通じて一人でも多くの方がイエス様に出会いますように。

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